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○速乾性で透明度が高くしかも気泡が入りにくくなっています。キシレンに対する溶解性が良く、標本を変質・退色させません。
○チューブタイプなので液の使用量調節が容易で、また空気接触が少なく濃度変化がありません。
標本切片の大きさに合わせてカバーガラスまたは切片上の1箇所に押出してください。
作業終了後は必ずキャップをして冷暗所に保管してください。
脱水、透徹しない場合は、マウントクイック アクエオス(長期保存は退色しますので写真撮影)を、脱水・透徹した場合は、マウントクイック チューブを使用(永久保存できます)してください。
マウントクイック チューブ/マウントクイック アクエオス 染色データ表
DM01 マウントクイック チューブ(非水溶性封入剤-脱水、透徹後封入) | |
ヘマトキシリン・エオジン染色 | ○ |
アザン染色 | ○ |
グリメリウス染色 | ○ |
鍍銀染色 | ○ |
ワンギーソン染色 | ○ |
PAS反応 | ○ |
ギムザ染色 | ○ |
免疫染色(非水系DAB) | ○ |
DM02 マウントクイック アクエオス(水溶性封入剤-染色後脱水を行わず封入) | |
脂肪染色 | ○ |
免疫組織化学染色(AEC) | ○ |
血液特殊染色 | ○ |
PAS・FITC・DAB等の染色 | ○ |
メチルグリンおよびBCIP/NBT染色時、マウントクイック チューブおよびマウントクイック アクエオスいずれも適していますが長期の保存に向きません。染色後良く乾燥させて脱水、透徹、封入後一昼夜で褪色するのですぐ写真を撮るようにしてください。
BCIP/NBTは免疫染色の発色で赤と黒があります。
封入後マニュキュアで縁取りが必要ですか? |
両方とも完全固化するので必要ありません。 |
プラスチック製および、セラミック製プレートへの使用は可能ですか? |
セラミック製プレートへの使用は問題ありません、プラスチック製の場合、PPはOKですが他のものは素材により溶剤がプラスチックを侵す可能性があります。 |